ファイアウォールと聞いたとき、パソコンを守るためのオフィス内のサーバーに設置してあるプログラムなどのイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。正確には、ファイアウォールは、パソコンだけでなくスマートフォンなどの端末においても守る働きがありますし、オフィス内のネットワークでもあるLANも同じようにハッカーなど外部からの不正アクセスに対して守る働きがある、ハードウェアもしくはソフトウェアを指します。ファイアとは炎であり、ウォールは壁などの意味になるので日本語に直すと防火壁といった意味になるわけです悪意ある第三者のことをハッカーと呼びますが、呼び名はとてもかっこよいイメージです。しかし膨大な損出を講じるなどからも攻撃に対する防御が欠かせません。
ハッカーによる攻撃は、大きく分けると2つに分類されます。一つはメール添付や偽サイトへの誘導でファイルをダウンロードさせて感染させるウィルス攻撃、もう一つは外部から侵入する不正アクセスです。ハッカーが企業や官庁などのシステムに侵入して個人情報が盗まれるといったニュースを見ることもありますが、これは不正アクセスによるものです。このような不正アクセスを防御するのがファイアウォールの役割であり、専用の機器を設置して社内サーバに対して不正アクセスを監視するのが一般的です。
なお、メールに添付されるファイルは個人レベルで注意しなければなりません。見知らぬアドレスからのメールは開封しないことや添付ファイルをダウンロードしないことが重要です。