IoT技術を活用したシステムが世界中に普及しており、装置の数は百億台を超えるとされます。企業などでもこのシステムを使うのが当たり前になってきていますが、同時にセキュリティの重要性も増しています。IoTとはInternetofThingsのことで、家電製品や自動車、ロボットやセンサーなどインターネットとつながる全てのモノを指します。日本語ではモノのインターネットと呼ばれており、様々なモノに装着されたセンサーが人手を介することなくデータを送信する点に特徴があります。
このシステムを使うと従来はインターネットに接続されていなかった自動車や住宅などが、ネットワークを通してサーバーやクラウドサービスに接続されます。それぞれのモノがインターネットを使い相互に情報交換を行うことが可能になります。モノがインターネットに接続されると埋もれていたデータの処理や変換、分析や連携をサーバー上で行うことができます。これまでになかった付加価値の高いサービスや商品を生み出す上で、IoTは重要な役割を果たしています。
IoTを活用すれば様々なモノをつないで情報のやり取りを行うことができますが、同時にセキュリティの危険性も拡大します。接続するネットワークだけでなく、機器やソフトウェアなどのセキュリティについて十分に検討しなければなりません。IoTシステムの安全性を守るには自社で使用しているシステムの再確認や通信経路の把握を行い、リスクを想定した上で具体的な対策目標を設定することが大切です。